レガシーシステム【legacy system】

「レガシー」(legacy)とは遺産という意味で、それまで長年に渡り使用されてきたが、時代が変わり設計や構造、稼働するソフトウェアなどが古くなり最新のものに見劣りする状態を表す。
どのようなシステムがレガシーであるかは具体的な状況に応じて相対的に決まるものであり、変化の激しい新興の分野では最新の技術が数年で陳腐化してしまう場合もあるが、成熟して変化が乏しい分野では10年や20年を経ても最新のものとさほど変わらない場合もある。
システム開発の分野でレガシーシステムといった場合によく槍玉に挙げられるのは大企業などで数十年に渡り使われてきたメインフレームシステムが多い。これらは補修や小さな改良、機能追加などを繰り返し長年に渡り同じシステムを使い続けることが多いが、処理要求の増大や、Webなど新たな外部システムとの連携・接続の必要性、機器の老朽化、製造元の交換部品供給や製品サポートの打ち切りなどにより、どこかの時点で新規システムの開発、切り替えを余儀なくされる。
その際、既存システムのデータや機能は残しながら古い設計や製品を捨て、最新の技術によってシステムを刷新することを「レガシーマイグレーション」(legacy migration)あるいは「ITモダナイゼーション」(IT modernization)などという。