センターカット 【オンラインバッチ処理】 オンバッチ / センタカット

概要

センターカット(オンラインバッチ処理)とは、コンピュータシステムの処理方式の一種で、オンライン処理用のシステムを用いてバッチ処理を行うこと。

解説 メインフレームなどを用いた情報システムで、処理要求が発生すると通信回線を通じて即座にホストコンピュータに送信して処理する方式を「オンライン処理」(オンラインシステム)、処理すべきデータを集めておいて定期的に処理する方式を「バッチ処理」(バッチシステム)という。

通常はオンライン用とバッチ用はそれぞれ専用のシステムで処理するが、センターカットはオンライン処理用のシステムを用いてバッチ処理を行う。処理要求をファイルなどに記録してまとめてホストに持ち込み、オンライン処理が空いている時間帯(窓口営業時間外など)を利用してまとめて実行する。

月末の給与振込や公共料金の引き落としなど、通常であれば個々にオンライン処理するような取引が同時に大量に行われるような場合に用いられることがある。処理自体はオンラインシステムで行うため、オンライン処理の稼働時間帯(営業時間)にも並行して実行することができる。

(2025.8.20更新)