デジタルスキル標準 【DSS】 Digital Skill Standard

概要

デジタルスキル標準(DSS)とは、IPA(情報処理推進機構)が策定している、DX(デジタルトランスフォーメーション)人材に求められる知識や技能の体系。2022年に発表された。

企業などでDXを実施する際に必要となる人材のスキルを体系化し、身につけるべき知識や技能を定義した標準である。すべての従業員が身につけるべき「DXリテラシー標準」(DSS-L)と、DXを推進する専門的な人材に求められる「DX推進スキル標準」(DSS-P)の2つに分けて定義されている。

DXリテラシー標準はすべてのビジネスパーソンが対象で、DXを「自分ごと」と捉えて行動できるようにするリテラシーを涵養する。「マインド・スタンス」、「Why」(DXの背景)、「What」(DXで活用されるデータ・技術)、「How」(データ・技術の利活用)という4つの項目に分かれている。

DX推進スキル標準は社内でDXを推進する人材が対象で、「ビジネスアーキテクト」「デザイナー」「データサイエンティスト」「ソフトウェアエンジニア」「サイバーセキュリティ」の5つの人材類型について、それぞれのロール(役割)と求められるスキル項目を定義している。

(2024.1.22更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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