読み方 : デジタルスキルひょうじゅん

デジタルスキル標準【DSS】Digital Skill Standard

デジタルスキル標準とは?

経済産業省と情報処理推進機構(IPA)が連携して策定した、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に必要な人材の知識・技能の体系。企業などの組織がデジタル技術を活用してビジネスを変革する際に、どのような人材がどのような能力を備えるべきかを定義した共通基準として活用される。
デジタルスキル標準のイメージ画像

すべてのビジネスパーソンを対象とした「DXリテラシー標準」(DSS-L)と、DXを実務として推進する専門人材を対象とした「DX推進スキル標準」(DSS-P)の2つで構成される。

DXリテラシー標準は、業種・職種を問わず全従業員がDXを自らの問題として捉え、主体的に行動できる素養を育てることを目的とする。内容は「マインド・スタンス」、「Why」(DXの背景)、「What」(DXで活用されるデータ・技術)、「How」(データ・技術の利活用)の4項目で整理されている。

DX推進スキル標準は、ビジネスアーキテクト、デザイナー、データサイエンティスト、データマネジメント、ソフトウェアエンジニア、サイバーセキュリティの6つの人材類型を設定し、それぞれの役割(ロール)と必要なスキル項目を定義している。従来のIT人材育成指標がシステム開発の受託企業を主な対象としていたのに対し、デジタルスキル標準はデジタル技術を活用する一般企業側の視点に立って策定されており、IPAが整備してきた「ITスキル標準」(ITSS)など既存のフレームワークとの対応関係も整理されている。

デジタルスキル標準は企業の人材育成プログラムの設計や採用基準の策定、個人のキャリア開発の参照枠組みとして導入が広がっており、産業界のデジタル化の進展に合わせて定期的な改訂も行われている。初版(ver.1.0)は2022年に公開され、2023年、2024年の改訂を経た後、2026年に「デジタルスキル標準 ver.2.0」が公開された。

(2026.6.24更新)

他の辞典等による「デジタルスキル標準」の解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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