読み方 : オラクルイービジネススイート
Oracle E-Business Suite【Oracle EBS】
概要

企業活動に必要な主要業務がモジュールとして実装されており、業種や企業規模に応じて組み合わせて導入できる点が特徴である。財務会計や管理会計、人事管理(HRM)、サプライチェーン管理(SCM)、顧客管理(CRM)、生産管理、在庫管理など、日常業務から経営管理までをカバーする。これらの業務データは共通のデータベース上で管理されるため、部門間での情報共有や整合性の確保が容易になる。
データの管理には同社のデータベース管理システム(DBMS)「Oracle Database」を利用する。データベース、アプリケーションサーバ、Webインターフェースの3層構造とするなど、仕様の随所にWeb技術やJava言語を取り込んだ構成となっており、他のシステムとの連携や追加開発などが比較的行いやすい。自社の業務プロセスに合わせた設定や拡張が可能であり、長期的な運用を前提とした基幹システムとして利用されることが多い。
源流となる財務会計パッケージの「Oracle Financials」は1988年に発表され、1995年に様々な機能を統合したERPパッケージとして「Oracle Applications」が発売された。2000年に現在の名称に変更され、「Oracle Applications」はEBSを含む同社の業務アプリケーション製品群のブランド名となった。2012年に同社はクラウドERPサービスの「Oracle Cloud ERP」を開始し、EBSからこちらへの移行を促している。
(2026.2.8更新)