Oracle E-Business Suite 【Oracle EBS】

概要

Oracle E-Business Suite(Oracle EBS)とは、データベース製品世界最大手の米オラクル(Oracle)社によるERPパッケージ。主に大企業などで利用され、同じカテゴリの製品では世界最大手の独SAP社に次ぐシェアを獲得している。

財務会計や人事管理(HRM)など基本的な機能に加え、SCMSupply Chain Management)、CRMCustomer Relationship Management)、BIBusiness Intelligence)、プロジェクトマネジメントマスターデータ管理などのシステムも統合されている。

データの管理には同社のデータベース管理システムDBMS)「Oracle Database」を利用する。仕様の随所にWeb技術やJava言語を取り込んだ構成となっており、他のシステムとの連携や追加開発などが比較的行いやすい。

歴史

源流となる財務会計パッケージの「Oracle Financials」は1988年に発表され、1995年に様々な機能を統合したERPパッケージとして「Oracle Applications」が発売された。

2000年に現在の名称に変更され、「Oracle Applications」はEBSを含む同社の業務アプリケーション製品群のブランド名となった。2012年に同社はクラウドERPサービスの「Oracle ERP Cloud」を開始し、EBSからこちらへの移行を促している。

(2019.6.24更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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