読み方 : でんぶん
電文【message】

コンピュータの普及が進み始めた高度成長期の頃、電気通信によって遠隔地間を伝送されるという共通点から、システム間で送受信される文字メッセージを電報になぞらえてこのように呼ぶようになった。
現在でも、当時からの歴史が続くメインフレーム(大型汎用機)関連の分野、コンピュータの導入が早かった官公庁や金融機関のシステムなどで「電文」という表現が使われる。業界やシステムの種類ごとに標準の形式が決まっており、コンピュータにより自動的に生成、伝送、解釈される。
一般的な電文の構造は、大きく分けてヘッダ部とボディ部の二つで構成される。ヘッダ部には送信元や送信先の情報、データの種類、全体の長さといった制御用の管理情報が含まれる。ボディ部には実際に相手に伝えたいデータ本体が格納される。
なお、インターネット関連など、近年に発達・普及した技術分野では、英語の言い回しにならって「メッセージ」と呼ぶことが多い。分野や文脈によって「フレーム」「パケット」「リクエスト」「レスポンス」「クエリ」のように呼び分ける場合もある。いずれも、コンピュータ間でやり取りされる形式の決まったデータであることには変わりない。
(2026.4.10更新)