プロビジョニング 【provisioning】

概要

プロビジョニング(provisioning)とは、設備やサービスに新たな利用申請や需要が生じた際に、資源の割り当てや設定などをい、利用や運用が可能な状態にすること。対象や分野によって「サーバプロビジョニング」「ユーザープロビジョニング」「サービスプロビジョニング」などがある。

“provision” は提供、準備、用意、引当、蓄え、などの意味で、ITの分野ではもともと通信事業者が加入者の求めに応じて回線を開通させるまでの一連の作業工程などのことを指していたが、他の分野でも資源の割り当てや初期設定などの工程を指す用語として広まった。

ユーザープロビジョニング

コンピュータシステムを新規の利用者が使えるようにする場合、ユーザーアカウントの作成やアクセス権限の指定、ソフトウェアの設定、個人用フォルダの割り当てなどの操作や作業をう必要がある。これをユーザープロビジョニング、アカウントプロビジョニングなどという。

業務用のアプリケーションソフトなどの利用権(ライセンス)をまとめ買いしているような場合、どの利用者がどのアプリケーションを使用するかを管理し、必要に応じて適切に権限を付与・移転・剥奪する必要がある。このようなライセンス管理をライセンスプロビジョニングという。

サーバプロビジョニング

情報システム運用などで、アクセス需要に応じてサーバコンピュータオペレーティングシステムOS)や必要なソフトウェアを導入し、システムネットワークなどについての設定をい、実運用に投入するまでの作業や操作をサーバプロビジョニングという。

すでに使用しているサーバの用途や設定の変更などを含む場合もある。必ずしも物理的なコンピュータ初期設定とは限らず、近年では仮想化された環境上に新たな仮想サーバを立ち上げる自動化されたプロセスを指すことも多い。

仮想マシンVM)などにストレージ領域を割り当てるプロビジョニングでは、必要な容量を見積もって仮想ディスク作成時に固定的に確保する方式を「シックプロビジョニング」(thick:太い)、初期には最低限の容量のみ確保し、必要に応じて後から柔軟に追加する方式を「シンプロビジョニング」(thin:細い)という。

(2023.4.19更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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