レスポンスタイム【response time】応答時間

概要

レスポンスタイムとは、システムや装置などに要求や入力が与えてから、反応を送り返すまでにかかるの時間のこと。また、その平均。この時間が短いほど、利用者や他のシステムなど外部にとっての「待ち時間」が少ないことを意味する。
レスポンスタイムのイメージ画像

コンピュータ情報システムなどの場合には、要求や入力が終了した時点から、応答や出力が開始される時点までの時間のことをレスポンスタイムと呼んでいる。

通信回線ネットワークを介してデータを送受信するようなシステムの場合は、相手方が送信を終えてから受信が始まるまでの時間を指し、信号が伝送路を往復する時間が含まれる。

ディスプレイの応答時間

画面表示装置(ディスプレイ)などの場合、画素の色を変更するのにかかる時間のことをレスポンスタイムと呼ぶ。この時間が短いほど高速に画面を切り替えることができ、動きの激しい映像などを精細に表示することができる。

単にレスポンスタイムといった場合は黒(消灯)から白(全点灯)に切り替えて再び黒に戻す動作にかかる時間を指すことが多いが、近年では実際の使用時に頻度の高い「中間色から別の中間色に切り替える速度」を表す「GTG」(Gray To Gray/G to G/中間階調応答速度)という指標もよく用いられる。

(2019.12.4更新)

他の用語辞典による「レスポンスタイム」の解説 (外部サイト)

資格試験などの「レスポンスタイム」の出題履歴

▼ 基本情報技術者試験
平26修6 問14】 オンライン検索システムにおいて,利用者が検索コマンドの送信を端末で指示してから,その端末に検索結果の最初の出力が始まるまでの時間を何というか。
平25修7 問18】 コンピュータシステムに対して問合せ又は要求の終わりを指示してから,利用者端末に最初の処理結果のメッセージが出始めるまでの経過時間を何というか。
平24修1 問18】 コンピュータシステムに対して問合せ又は要求の終わりを指示してから,利用者端末に最初の処理結果のメッセージが出始めるまでの経過時間を何というか。