IAM 【Identity and Access Management】 アイデンティティとアクセス管理

概要

IAM(Identity and Access Management)とは、情報システム利用者を登録してアカウント(ID)を発行し、システム上の機能や情報を利用する権限を管理すること。また、そのようなシステム

利用者システムに登録して識別情報などを管理する「アイデンティティ管理」(Identity Management)と、利用者の権限やアクセスを管理する「アクセス管理」(Access Management)を統合し、単一のアカウントで複数のシステムサービスを横断的に利用できるよう整備することを指す。

これを実現するシステムを「IAMシステム」と呼び、利用者の登録およびアカウント管理(発行・変更・削除)、システム利用時の識別と認証authentication)、管理者の設定した権限に基づいて資源へのアクセス可否を判断する認可authorization)、認証アクセスの履歴(ログ)の記録などの機能で構成される。

また、組織や役職に利用者を関連付けると設定された権限が自動適用されるようにする「プロビジョニング」、複数のシステムクラウドサービスを単一のアカウントで利用できるようにする「シングルサインオン」(SSOSingle Sign-On)、複数の組織間でIDの連携や相互乗り入れをう「IDフェデレーション」、ログから統計情報やレポート出力したり、監査対応をう機能などが提供されることもある。

(2023.1.11更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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