L4スイッチ 【L4 switch】 レイヤ4スイッチ / layer 4 switch / L4SW

概要

L4スイッチ(L4 switch)とは、ネットワークの中継機器の一つで、プロトコル階層でいうトランスポート層(第4層/L4Layer 4)の制御情報に基づいてデータの転送先の決定をうもの。

ネットワーク層第3層/L3)のIPInternet Protocol)の情報に基づいて転送をう「L3スイッチ」の上位機種で、IP情報に加えて上位階層のUDPUser Datagram Protocol)やTCPTransmission Control Protocol)のヘッダを解析し、記載された情報を利用する。

UDPTCPでは、同じIPアドレスの機器に通信方式ごとに用意された複数の接続窓口の識別番号(ポート番号)の指定や読み取りが可能なため、この情報を用いてプロトコル通信規約)の種類ごとに接続先の振り分けや分散などをうことができる。

L3スイッチと共通の用途のほかに、キャッシュサーバへのトラフィックの誘導や負荷分散ロードバランシング)、帯域制御QoS制御)などのために用いられることが多い。

(2020.6.22更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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