スタンドアローン 【stand-alone】 スタンドアロン
概要
スタンドアローン(stand-alone)とは、機器やソフトウェア、システムなどが、外部に接続あるいは依存せずに単独で機能している状態のこと。解説 コンピュータや情報機器などについて用いる場合は、通信機能・回線を通じて他の機器やネットワークと接続せずに、孤立した状態で使用することを指すことが多い。周辺機器がコンピュータと接続しなくても一部の機能を単体で使用可能なことを表す場合にも用いられる。
ソフトウェアについて用いる場合は、別のソフトウェアや装置の機能に依存せず、単体で実行・使用可能であることを指す場合がある。実行しているコンピュータがネットワークに接続されていないという意味で用いられることもある。
ネットワークについて用いる場合もあり、インターネットなど外部の別のネットワークに接続されていない閉じられたネットワークのことや、様々な機能や用途、通信方式が混在、相乗りしていない状態を指してスタンドアローンであると表現することがある。
コンピュータネットワークが一般化する前は、個人所有のコンピュータなどはスタンドアローンで用いるのが当たり前だったが、現在ではLANやインターネットが広く普及しており、ネットワークに繋いで使用することを前提とするシステムが多い。
外部に繋がれていないシステムは外部から攻撃したり、重要な情報を抜き取ったりすることが極めて難しくなるため、現在でも機密情報を扱うシステムなどの中には、セキュリティ対策の一環として、あえてスタンドアローンで運用する例がある。
(2025.8.29更新)