ハンドシェイク【handshaking】ハンドシェイキング/handshake

ハンドシェイクとは?

2台の機器やソフトウェアが通信を開始するに当たり、互いの状態を確認したり通信に必要な設定情報を交換・調整したりする一連の手続きのこと。本来のデータ伝達を行う前段階の合意形成過程を指す。
ハンドシェイクのイメージ画像

ネットワークの分野では、接続を確立するプロセスで用いられる。互いが対応している通信速度やデータ形式、暗号化の方式、エラー訂正の仕組みなどを通知し合い、最適な条件を自動的に決定する。これらはあらかじめ定められたプロトコル通信規約)の仕様に則って実行され、双方が合意に達して初めて実際のデータ送受信が可能となる。

代表例としてTCPにおける「3ウェイハンドシェイク」がある。これは接続を確立する際にクライアントサーバが計3回の制御信号を交わし、双方が送受信可能な状態であることを確かめる手順である。また、WebブラウザWebサーバHTTPS通信を行う際には、暗号鍵の共有や相手の正当性を確認する「TLSハンドシェイク」(SSLハンドシェイク)も行われる。

一方、電子回路の分野ではデータを確実に伝送するための同期制御の仕組みを指す。送信側がデータを送り出したことを示す信号(リクエスト)を送り、受信側がそれを受け取ったことを示す信号(ACK)を返す。この一連の応答を確認してから次のデータを送出することで、処理速度の異なる装置同士でもデータの取りこぼしを防ぐことができる。このような制御方式を「ハンドシェイク通信」と呼ぶ。

(2026.6.17更新)

他の辞典等による「ハンドシェイク」の解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。