ハンドシェイク 【handshaking】 ハンドシェイキング / handshake

概要

ハンドシェイク(handshaking)とは、「握手」という意味の英単語。IT分野では、二台の装置が通信する際に、相手方の応答確認や設定値の交換など、本来的な信号やデータの伝達以外に行われる通信のことをハンドシェイクという。

通信・ネットワークの分野では、二台の装置が接続を確立して通信を開始する際に、利用する通信方式や各種の設定値などを互いに通知・交換したり、交渉・調整することをハンドシェイクという。

互いの伝達内容や手順、データ形式などはプロトコル通信規約)の仕様などで定められている。データの送受信速度や符号化の方式、誤り訂正の方式、暗号化の有無や方式、(暗号を利用する場合)暗号鍵などを交換することが多い。

また、電子回路の分野では、受信側が信号を受信したことを送信側が確認する仕組みのことをハンドシェイクという。専用の信号線などを用い、相手が信号を受信したことを確認してから次の信号を送出する。このような通信方式をハンドシェイク通信という。

(2023.3.29更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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