コネクション型通信 【connection-oriented communication】 ストリーム型通信

概要

コネクション型通信(connection-oriented communication)とは、データ通信において、通信を開始する前に相手との間で仮想的な専用通信路(コネクション)を確立し、それを通じてデータの送受信をう通信方式。送信したデータが相手に確実に届き、データの到着順も送信順通りになることが保証される。

電話のように相手方との接続・通信開始の手続きをい、占有する伝送路を確保した上で信号やデータを送受信する。受信確認や再送制御など確実に相手方に届ける制御がわれる。IPネットワークではTCPTransmission Control Protocol)がコネクション型の通信う。

伝送の信頼性通信の品質が高いことが特徴だが、送受信の度に確認のやり取りが発生するため制御が複雑で、制御用データを余計に伝送する分(オーバーヘッド)だけ通信速度や容量も圧迫される。無線電波が弱い場合など、伝送路自体の物理的な状況が良くない場合にはまったく通信できなくなることがある。

一方、手紙のように通信相手の状況を確認せずにデータを一方的に送りつける通信方式のことを「コネクションレス型通信」(connectionless communication)あるいは「データグラム型通信」(datagram communication)という。信頼性は低いが伝送効率は高い。

(2023.7.16更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
ホーム画面への追加方法
1.ブラウザの 共有ボタンのアイコン 共有ボタンをタップ
2.メニューの「ホーム画面に追加」をタップ
閉じる