読み方 : スターがたネットワーク

スター型ネットワーク【star network】スター型トポロジー

別名  :star topology/スター型LAN

概要

スター型ネットワークとは、通信ネットワークにおける機器の接続形態(トポロジー)の一つで、中心となる通信機器を介して端末を相互に接続する方式。中心から放射状に線が伸びる見た目が星形に似ることから、この名称で呼ばれている。
スター型ネットワークのイメージ画像

中心に置かれる中継機器は「ハブ」や「スイッチ」と呼ばれ、端末同士が直接繋がるのではなく、すべての通信がこの中継機器を経由する仕組みである。ある端末から別の端末へデータを送る場合、データはいったん中継機器に届き、宛先が判断されたうえで目的の端末へ転送される。

家庭内のブロードバンドルータを中心に複数の機器を接続する構成や、オフィスでスイッチングハブを核として各パソコンやサーバを繋ぐ構成が該当し、イーサネットなどで構築された現代の有線LAN環境では最も標準的な接続形態として広く普及している。

一台の端末が故障したり、一本のケーブルが断線したりしても、影響はその箇所だけに留まり、他の端末は通信を継続できる。末端の障害が全体に及びにくく、堅牢ネットワークを構築することができる。どこで問題が起きたかを特定しやすく、端末の追加や取り外しも中継機器のポートに接続・除去するだけで済むため、運用上の柔軟性が高い。

一方、中継機器が停止するとネットワーク全体の通信が行えなくなる。すべての通信が一か所に集中する構造上、中継機器はネットワーク全体の弱点になりうる。この状態は「単一障害点」(SPOFSingle Point of Failure)と呼ばれ、中継機器には高い信頼性と処理能力が求められる。また、端末ごとに専用のケーブルが必要なため、機器数が増えるほど配線コストも増大する。

バス型ネットワークリング型ネットワークと比べてケーブルの総延長は長くなりやすいが、障害の局所化と管理のしやすさ、配線や機器の配置の柔軟性が評価され、中継機器の低価格化も相まって現代のネットワーク構築における基本的な接続方式として定着している。

(2026.4.22更新)
 

他の辞典等による「スター型ネットワーク」の解説 (外部サイト)

資格試験などの「スター型ネットワーク」の出題履歴

▼ ITパスポート試験
平30春 問58】 ハブと呼ばれる集線装置を中心として、放射状に複数の通信機器を接続するLANの物理的な接続形態はどれか。
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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