アプセトネデブ

概要

アプセトネデブとは、OSI参照モデルの7つの階層について、第7層アプリケーション層から第1層物理層まで順に頭文字を取って繋いだ表現。資格試験のための暗記などで用いられる。

OSI参照モデルコンピュータネットワークで様々な種類のデータ通信うために機器やソフトウェア通信規約プロトコル)などが持つべき機能や仕様を7つの階層に分割・整理したモデルで、1984年にISOCCITT(現在のITU-T)によって標準化された。

最上位の第7層から順に、「アプリケーション層」「プレゼンテーション層」「セッション層」「トランスポート層」「ネットワーク層」「データリンク層」「物理層」という名称となっており、それぞれの読みの先頭のカナ(物理層は「ブツリ」の「ブ」)を繋ぐと「アプセトネデブ」となる。

ちなみに、現代のコンピュータネットワークのほとんどは、いわゆるTCP/IP基盤とする技術体系を採用しているが、これはOSI参照モデルには従っておらず(一部に共通点はある)、より単純な4層あるいは5層で表されるプロトコル階層を持っている。

(2022.2.10更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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