ジッタ 【jitter】

概要

ジッタ(jitter)とは、神経質、不安感、イライラ(する/させる)などの意味を持つ英単語。ITの分野では、信号を伝送する際に生じる時間軸方向のズレや揺らぎ、それに伴って発生する音声や映像など伝送内容の乱れを意味することが多い。

電気や電波、光を用いた信号の伝送では、信号が本来より早く、あるいは遅く到着することがあり、位相や周波数のズレ、波形の乱れを引き起こす。アナログ伝送では通信の変質や劣化を招き、デジタル伝送ではデータの破損や喪失、受信エラーの原因となる。

転じて、インターネットなどのネットワーク通信で、データ伝送にかかる時間が一定せずに到着するデータの順番が乱れる現象や、それに伴う映像や音声の途切れやアプリケーションの誤作動などをジッタと呼ぶことがある。

(2019.4.22更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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