ジッタ【jitter】

概要

ジッタ(jitter)とは、神経質、不安感、イライラ(する/させる)などの意味を持つ英単語。ITの分野では、信号を伝送する際に生じる時間軸方向のズレや揺らぎ、それに伴って発生する音声や映像など伝送内容の乱れを意味することが多い。

電気や電波、光を用いた信号の伝送では、信号が本来より早く、あるいは遅く到着することがあり、位相や周波数のズレ、波形の乱れを引き起こす。アナログ伝送では通信の変質や劣化を招き、デジタル伝送ではデータの破損や喪失、受信エラーの原因となる。

転じて、インターネットなどのネットワーク通信で、データ伝送にかかる時間が一定せずに到着するデータの順番が乱れる現象や、それに伴う映像や音声の途切れやアプリケーションの誤作動などをジッタと呼ぶことがある。

(2019.4.22更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
ホーム画面への追加方法
1.ブラウザの 共有ボタンのアイコン 共有ボタンをタップ
2.メニューの「ホーム画面に追加」をタップ
閉じる