キープアライブ 【keep alive】 キープアライブパケット / keep alive packet
概要
キープアライブ(keep alive)とは、ネットワーク上で接続が有効であることを確認したり、無通信により切断されるのを防ぐために定期的に短い通信を行うこと。また、そのために送受信される、実質的な伝達内容の無い特殊なパケットなどのこと。コンピュータや通信機器、あるいは内部のソフトウェアなどの中には、一対一で特定の相手と通信する際、無通信の時間が長く続くと自動的に接続(セッション)を終了したり、あるいは相手から切断されたと判断して再接続動作を試みるものがある。
このような事態を避けるため、一定時間ごとに接続を維持するためだけの無内容なパケットなどを送信し続ける仕組みをキープアライブという。機器やソフトウェアなどの機能として提供される場合と、HTTPやTCPのようにプロトコルの仕様として定義されている場合がある。
なお、相手が正常に動作しているかどうかを確認し続ける死活監視のために定期的に短い信号を送り応答を調べる仕組みは「ハートビート」(heartbeat)という。キープアライブとハートビートはほとんど同義のように用いられ、切断回避のための定期通信をハートビートと呼んだり、死活監視の通信をキープアライブと呼ぶシステムやプロトコルもある。
(2018.11.19更新)