キープアライブ 【keep alive】 キープアライブパケット / keep alive packet

概要

キープアライブ(keep alive)とは、ネットワーク上で接続が有効であることを確認したり、無通信により切断されるのを防ぐために定期的に短い通信うこと。また、そのために送受信される、実質的な伝達内容の無い特殊なパケットなどのこと。

コンピュータ通信機器、あるいは内部のソフトウェアなどの中には、一対一で特定の相手と通信する際、無通信の時間が長く続くと自動的に接続(セッション)を終了したり、あるいは相手から切断されたと判断して再接続動作を試みるものがある。

このような事態を避けるため、一定時間ごとに接続を維持するためだけの無内容なパケットなどを送信し続ける仕組みをキープアライブという。機器やソフトウェアなどの機能として提供される場合と、HTTPTCPのようにプロトコルの仕様として定義されている場合がある。

なお、相手が正常に動作しているかどうかを確認し続ける死活監視のために定期的に短い信号を送り応答を調べる仕組みは「ハートビート」(heartbeat)という。キープアライブとハートビートはほとんど同義のように用いられ、切断回避のための定期通信をハートビートと呼んだり、死活監視通信をキープアライブと呼ぶシステムプロトコルもある。

(2018.11.19更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
ホーム画面への追加方法
1.ブラウザの 共有ボタンのアイコン 共有ボタンをタップ
2.メニューの「ホーム画面に追加」をタップ
閉じる