ネットワークエッジ【network edge】

中心部から周縁部まで何段階かの中継機器や施設を経由するような、ある程度大規模なコンピュータネットワークで用いられる概念で、データや信号を発信したり受信したりする末端の機器が直接繋がれたネットワークを指す。
ネットワークエッジとネットワーク中心部や外部ネットワークとを繋ぐ通信機器を「エッジルータ」(edge router)、「エッジスイッチ」(edge switch)のように呼ぶ。また、この領域に設置・運用されるサーバコンピュータを「エッジサーバ」(edge server)と呼ぶことがある。
これに対し、周縁部からの回線が集まり、データの交換や中継などが主要な機能となるネットワーク中心部のことは「ネットワークコア」(network core)、「コアネットワーク」(core network)、「バックボーンネットワーク」(backbone network)などと呼ばれる。
近年ではIoTシステムの普及に伴い、処理やデータ保存を利用者に近いネットワークエッジ側で行う「エッジコンピューティング」(edge computing)の考え方が広まっている。従来はネットワークコアやデータセンターに集約されていた処理の一部をエッジ側へ分散することで、応答時間の短縮や通信量の削減を図ることができる。ネットワークエッジは単に端末が接続される末端領域を指すだけでなく、データ処理やサービス提供を行う配置場所として重要性が増している。
(2026.6.6更新)