ネットワークエッジ 【network edge】

概要

ネットワークエッジ(network edge)とは、通信ネットワークの末端にあたる領域。外部のネットワークとの境界や、端末などが接続された、それ以上先がない端の部分のこと。“edge” とは端、縁、ふち、境界などの意。

中心部から周縁部まで何段階かの中継機器や施設を経由するような、ある程度大規模なコンピュータネットワークで用いられる概念で、データや信号を発信したり受信したりする末端の機器が直接繋がれたネットワークを指す。

ネットワークエッジとネットワーク中心部や外部ネットワークとを繋ぐ通信機器を「エッジルータ」(edge router)、「エッジスイッチ」(edge switch)のように呼ぶ。また、この領域に設置・運用されるサーバコンピュータを「エッジサーバ」(edge server)と呼ぶことがある。

これに対し、周縁部からの回線が集まり、データの交換や中継などが主要な機能となるネットワーク中心部のことは「ネットワークコア」(network core)、「コアネットワーク」(core network)、「バックボーンネットワーク」(backbone network)などと呼ばれる。

(2020.6.18更新)