パッチパネル【patch panel】パッチボード

別名  :patch board/パッチ盤

パッチパネルとは?

多数の同種コネクタを盤面に整然と並べた板状の配線器具。それ自体には電源も制御回路もなく、前面と背面のコネクタを内部で直結することで、2本のケーブルを中継するだけの受動的な器具である。コンピュータネットワークや電話設備、音響・映像設備など様々な分野で利用される。
パッチパネルのイメージ画像

パッチパネルの背面には、壁や床下を通って敷設された固定配線を恒久的に接続し、前面には短いパッチケーブルを差し込んでスイッチやルータなどの機器へつなぐ。配線を変更する際は前面側のパッチケーブルを抜き差しするだけでよく、壁の奥の幹線ケーブルを引き直す必要がない。断線トラブルを防ぐ保護器具としての側面も持つ。

サーバルームデータセンターでは、19インチラックマウントした形で設置されることが多い。パネル上で全ポートの接続状況を一覧できるため配線の把握が容易になり、障害発生時には特定の回線だけを切り離してテストできるため、障害の切り分けや復旧作業も効率化される。

コネクタの種類は用途によって異なる。ネットワーク向けにはRJ-45コネクタを用いたものが広く普及しており、Cat5eCat6など対応ケーブルの規格によって伝送性能が異なる。光ファイバ回線には光コネクタを並べた「光パッチパネル」が用いられる。音響設備ではXLRやTRSフォーンコネクタ、映像設備ではBNCコネクタを備えた製品がそれぞれ使われ、信号経路の切り替えを前面の抜き差しだけで行える。

背面側に「Uリンク」と呼ばれるU字型の短絡器具を装着し、隣接する2つの前面ポートを折り返し接続しておく使い方もある。必要なときだけUリンクを取り外してパッチケーブルに差し替えることで、回線への割り込みや信号経路の切り替えが行える。電話交換設備やデータ通信の試験・監視にも応用される。

他の辞典等による「パッチパネル」の解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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