パッチパネル 【patch panel】 パッチボード / patch board / パッチ盤

概要

パッチパネル(patch panel)とは、電子機器の配線を補助する器具の一種で、多数の同種のコネクタを縦横に整然と並べた板状の部品のこと。一台の装置に多数の装置をケーブル接続する際や、多数の機器間を接続する際などに用いる。

個々のコネクタ部は2本の同種のケーブルを繋ぐ役割だけを持ち、パッチパネルそのものには電源や電子部品、制御回路などはない。安価で単純な器具である。通常は前面側と後面側を接続するが、背面側にU字型の接続器具を設置して隣接する2つの前面側コネクタを中継する場合もある。

頻繁に配線を変更する必要がある用途で用いられ、ケーブルがどこからどこへ繋がっているのかパネル上で一覧することができ、見通しよく配線することができる。コネクタの種類によって映像用や音響用、コンピュータネットワーク用など様々な製品があり、それぞれ接続できる機器や用途が異なる。

(2020.5.14更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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