NACK 【Negative ACKnowledgement】 否定応答 / NAK
概要
NACK(Negative ACKnowledgement)とは、データ伝送で、受信側から送信側へ送られる否定的な返事。データを正常に受信できなかったときなどに、そのことを送信側に知らせるために送られる。ASCII文字コードでは制御コードの一つとして21番(16進数で15)が割り当てられており、古くはこのコードを送ることでNACKを伝達していた。現代的な通信システムではフレームやパケットのヘッダ中の特定のビットを立てるなどの形で表現することが多い。
一方、受信が正常に完了したときに、そのことを送信側に知らせるために送られる信号は “ACK” (ACKnowledgement:肯定応答)という。一部だけ受信に失敗したときに “Selective ACK” という信号を送るシステムもある。
ACKとNACKはいずれか一方のみが用意されている場合が多く、「ACKが送られてこなければ失敗」「NACKが送られてこなければ成功」のように運用される。
(2020.1.12更新)