CPE 【Customer Premises Equipment】 顧客構内設備 / カスタマー構内設備

概要

CPE(Customer Premises Equipment)とは、通信サービスで利用される通信機器のうち、加入者宅・施設に設置されるもの。通信事業者側の敷地や施設、公共用地などに設置される機器ではなく、加入者側の敷地や建物の中に設置される中継機器や終端機器、通信端末などを指す。

設置される機器は回線サービスの種類によって異なるが、例えば、電話機やADSLモデムブロードバンドルータONUOptical Network Unit光回線終端装置)、ケーブルモデムSTBSet-Top Boxセットトップボックス)、PBXPrivate Branch Exchange構内交換機)などがこれに当たる。

加入者が事業者から買い取って設置する場合と、月額料金を支払って借り受けて(レンタルで)設置する場合、加入者自身が調達して設置する場合がある。ONUのようま事業者やサービスに固有の仕様を含む機器は一般に販売されていないため、事業者からの買い取りやレンタルのみとなる。

また、通信機器を中継して回線に接続する、宅内に設置されたパソコンなどの機器もCPEに含める場合もある。事業者によっては、加入者が自前で用意した機器ではなく、事業者側が(販売・レンタルなどで)提供した機器のみをCPEと呼んでいる場合もある。

(2024.1.19更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
ホーム画面への追加方法
1.ブラウザの 共有ボタンのアイコン 共有ボタンをタップ
2.メニューの「ホーム画面に追加」をタップ
閉じる