CPE 【Customer Premises Equipment】 顧客構内設備 / カスタマー構内設備
概要
CPE(Customer Premises Equipment)とは、通信サービスで利用される通信機器のうち、加入者宅・施設に設置されるもの。通信事業者側の敷地や施設、公共用地などに設置される機器ではなく、加入者側の敷地や建物の中に設置される中継機器や終端機器、通信端末などを指す。設置される機器は回線やサービスの種類によって異なるが、例えば、電話機やADSLモデム、ブロードバンドルータ、ONU(Optical Network Unit:光回線終端装置)、ケーブルモデム、STB(Set-Top Box:セットトップボックス)、PBX(Private Branch Exchange:構内交換機)などがこれに当たる。
加入者が事業者から買い取って設置する場合と、月額料金を支払って借り受けて(レンタルで)設置する場合、加入者自身が調達して設置する場合がある。ONUのようま事業者やサービスに固有の仕様を含む機器は一般に販売されていないため、事業者からの買い取りやレンタルのみとなる。
また、通信機器を中継して回線に接続する、宅内に設置されたパソコンなどの機器もCPEに含める場合もある。事業者によっては、加入者が自前で用意した機器ではなく、事業者側が(販売・レンタルなどで)提供した機器のみをCPEと呼んでいる場合もある。
(2024.1.19更新)