通信機器 【telecommunication equipment】
概要
通信機器(telecommunication equipment)とは、電気や電波、光を発信・受信して他の機器と通信を行なう機器。広義には通信が可能な機器を、狭義には通信を主用途・主目的とする機器を指す。金属線ケーブルで電気信号を、あるいは電波や赤外線で無線信号を、光ファイバーで光信号を送受信し、音声信号やデジタルデータなどを他の機器との間でやり取りすることができる機器の総称である。
かつては電話機やファクシミリ、無線機、衛星アンテナなどもっぱら通信を行なうための機器が該当し、それ以外の機器とは比較的明確に区別が可能だったが、インターネットが普及して以降は様々電子機器に通信機能が内蔵されるようになったため、情報機器などとの区分は必ずしも自明ではなくなってきている。
電波規制などの文脈では電波の送受信が可能な機器はすべて該当するため携帯ゲーム機のような通信が機能の一部であるような場合も含まれるが、一般的には通信の発着信や中継・転送が主用途であるような機器を指すことが多い。これには前述の電話機等に加え、ネットワークスイッチやルータ、Wi-Fiアクセスポイントなどのネットワーク機器、ONUやモデムなどの終端装置や変換装置などが含まれる。
(2022.2.25更新)