ダウンリンク 【downlink】 DL / 下り

概要

ダウンリンク(downlink)とは、無線通信基地局から端末に向けて発射される電波や、その通信速度周波数、それに乗せて送られる信号やデータなどのこと。

衛星放送・衛星通信では、衛星から地上に向けて発射される電波が該当する。逆に、端末から基地局へ送出される電波や、地上局から衛星への電波のことは「アップリンク」(uplink)という。

地上の無線通信では基地局の方が端末より大きな装置や電源を利用できることが多く、ダウンリンクの方が出力や性能を高めやすい。衛星通信では地上局の方が余裕があるためアップリンクの方が大出力・高周波となり逆の関係となる。

また、無線通信に限らず有線の通信ネットワークの分野でも、ネットワークの中心側から末端側へ、あるいはサーバ側からクライアント側へ向かう方向(の回線データ周波数通信速度など)のことをダウンリンクということもある。これは一般的には「ダウンストリーム」(downstream)と呼ばれることが多い。

(2019.8.20更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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