BPSK 【Binary Phase Shift Keying】 二位相偏移変調 / 2PSK
概要
BPSK(Binary Phase Shift Keying)とは、搬送波の位相を不連続に変化させて信号を表現するPSK(位相偏移変調)の一つで、位相が180度離れた2つの波を切り替えて送る方式。一度の変調で2値(1ビット)を表現することができる。PSKの中で最も単純な方式で、互いに位相が反転する2つの正弦波を用い、一方を0、もう一方を1に対応付けることで、一回の位相の変化でいずれかの値を表現することができる。送れる情報量は少ないが、外部からの干渉などで受信側が誤った信号を受け取る可能性は最も低い。
位相そのものではなくDPSK(Differential PSK)方式で位相の変化を検出して信号に置き換える方式はDBPSK(Differential BPSK)とも呼ばれる。
(2018.12.5更新)