DWDM 【Dense Wavelength Division Multiplexing】 高密度波長分割多重
概要
DWDM(Dense Wavelength Division Multiplexing)とは、光ファイバーの伝送密度を高めるWDM(Wavelength Division Multiplexing:波長分割多重)技術の一種で、波長密度の高い通信方式のこと。導入・運用コストは高額となるが光増幅器を利用可能で最大伝送距離は長く、都市間や国家間、大陸間を結ぶ大容量基幹回線に用いられることが多い。WDMは一本の光ファイバーに波長の異なる複数の光信号を重ねて伝送することで、複数の回線を束ねたのと同じように利用する通信方式で、光信号は波長が異なるもの同士の間でほとんど干渉が生じないという性質を応用している。
DWDMの “dense” は「密な」という意味で、WDM技術の中では相対的に密度が高い方式である。一般的には1550nm(ナノメートル)付近の波長を基準として約0.8~1.6nm間隔(周波数にして50~100GHz)で隔離した波長を複数同時に利用する。数十波から数百波、多いもので1000波以上を束ねて運用される。
これに対し、20nmという疎(coarse)な間隔で隔離した8~16波程度の波長を多重化する方式は「CWDM」(Coarse WDM)という。装置が簡素で低コストに導入・運用できるが、DWDMに比べると低速で伝送距離も短い(50km程度まで)ため、都市圏内の拠点間通信などに用いられる。
(2023.8.22更新)