アドミッション制御 【admission control】 アドミッションコントロール

概要

アドミッション制御(admission control)とは、通信を開始する前に、回線帯域など通信に必要な資源が確保されているか確認すること。リアルタイム性が重視される通信で用いられる。

二者間で通信を開始する際、伝送経路上の中継機器などに対して帯域確保の要求をう。確保できた資源の状況を見て、通信開始の可否の判断や、どのような品質で通信うかを制御する。

例えば、音声通話システムネットワーク上でアドミッション制御なしに運用されると、回線帯域幅を超える程の混雑が発生した場合に、どの通話も会話が不可能なほどの音質の劣化や遅延、中断に見舞われることがある。アドミッション制御を適用することで、混雑時には通話を開始せず、回線に空きが生じるまで待つよう案内することができる。

(2023.9.13更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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