読み方 : アドミッションせいぎょ

アドミッション制御【admission control】アドミッションコントロール

概要

アドミッション制御とは、ネットワーク情報システムにおいて、新たな要求を受け付ける前に、利用可能な資源が十分かどうかを事前に確認し、受け入れの可否を判断する仕組み。過負荷による性能低下を防ぐ目的で用いられ、通話などのリアルタイム通信でよく用いられる。
アドミッション制御のイメージ画像

IP電話システムなどでは、帯域幅や遅延、パケット損失率などの条件を満たせるかどうかを事前に評価し、条件を満たす場合のみ新たな通信フローを受け入れる。音声通話や動画配信のようにリアルタイム性が求められる通信では、既存の通信に影響を与えない範囲でのみ接続を許可する。この判断はルータやスイッチ、セッション管理装置などで行われることが多い。

サーバクラウド環境でも同様の考え方が適用される場合があり、CPU使用率メモリ容量、同時セッション数などの閾値を基準として新規リクエストの受理を制限する。過剰な要求を無制限に受け入れると応答時間が急激に悪化するため、あらかじめ受付数を抑制して処理品質を維持する。この処理はロードバランサAPIゲートウェイミドルウェアに組み込まれることが多い。

アドミッション制御は単なる負荷制限とは異なり、接続の受理前に資源の可用性を評価する点が特徴的である。受理後の品質を保証するための仕組みであり、帯域予約、優先度制御、レート制限などの機構と連携し、システム全体の安定性を維持する。リアルタイム通信、マルチメディア配信、仮想化基盤などの分野で採用されている。

(2026.4.14更新)
 
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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