AutoMDI/MDI-X
概要
AutoMDI/MDI-Xとは、イーサネット(Ethernet)のハブやスイッチなどの集線装置が備える機能の一つで、通信相手のポートがMDIかMDI-Xかを自動判別して、適切な方法で接続する機能。イーサネットで通信を行う機器のポート(ケーブルの差込口)には、コネクタ内部の金属端子(ピン)の送受信の役割の違いによりMDI(Medium Dependent Interface)型とMDI-X(Medium Dependent Interface Crossover)型の2種類がある。コンピュータなどの端末側がMDI、ハブなどの集線装置側がMDI-Xとなっていることが多い。
本来はMDIとMDI-Xをストレートケーブルで繋ぐか、MDI同士あるいはMDI-X同士をクロスケーブル(内部で結線が交差している)で繋ぐ必要があるが、AutoMDI/MDI-X対応機器は相手側のポートの状態を自動認識し、自らのポートをそれに合わせて調整することができるため、このような使い分けを行わなくても済むようになっている。
(2017.11.29更新)