読み方 : かいせん

回線【line】通信回線/telecommunication circuit

概要

回線とは、二地点間で信号やデータを伝達するための通信経路のこと。狭義には一本のケーブルや通信線路を指し、広義には様々な伝送媒体や機器を組み合わせた抽象的な伝送経路が含まれる。
回線のイメージ画像

回線の基本的な意味は、送信側と受信側の装置を結び、信号やデータをやり取りする経路である。物理的な実体としては光ファイバーや銅線などのケーブルが該当し、端点間でデータが伝わる最小単位の通信路となる。

単に回線と言う場合は、ケーブルに光や電気を流す有線通信の経路を指すことが多い。一方、電波や赤外線などを媒体として二地点間を結ぶ無線通信の経路を「無線回線」と呼ぶこともある。5Gなどの移動体通信網では基地局や交換設備を介して論理的な回線が動的に確立・切断される。

現代の実用的な回線は、ケーブル単体でなく中継器や増幅器、集線装置、交換装置などを組み合わせて構成される。伝送方式の違いにより、通信の開始から終了まで一定の経路を占有する「回線交換」方式と、通信内容を細切れに分割し、様々な主体の通信を同じ回線に混在させて運ぶ「パケット交換」方式に分かれる。

多数の回線を網状に張り巡らせ、多地点間を結ぶ構成を「回線網」または「通信ネットワーク」という。また、物理的な回線網の上に論理的に構築した二地点間の専用経路を「仮想回線」と言う。回線の性能を表す指標として、単位時間あたりのデータ伝送量を示す「スループット」(通信速度)と、データが伝達されるまでにかかる時間である「レイテンシ」(遅延時間)がある。

(2026.6.24更新)
 

他の辞典等による「回線」の解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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