DTE 【Data Terminal Equipment】 データ端末装置
概要
DTE(Data Terminal Equipment)とは、データ通信回線の末端に接続される装置で、受信した信号を情報として利用者に提示したり、利用者が入力した情報を信号に変換して送信したりするもの。データ通信を利用するコンピュータや利用者が直接操作する端末のことで、パソコンや入出力端末(ターミナル)、ホストコンピュータなどが該当する。
DTE速度
DTEとDCEの間の通信速度をDTE速度という。コンピュータとケーブルやコネクタで接続されたモデムやターミナルアダプタなどの間の速度を指す。
これに対し、公衆回線網をはさんだモデムなどの通信機器間の通信速度はDCE速度と呼ばれる。DTEはコンピュータにコネクタで直に接続されたり短いケーブルで通信するため、広域回線を経由するDCE速度よりはるかに高速になるのが一般的である。
CCU (Communication Control Unit/通信制御装置)
コンピュータなどの機器と通信回線の間で通信の制御を行う装置。コンピュータから受け取ったデータを回線を流れる信号に変換したり、逆に、信号からデータを組み立ててコンピュータに渡したり、誤り検出や誤り訂正などを行なう。
CCUの機能は末端側ではパソコンなどのDTEやモデムなどのDCEに内蔵され、単体の機器として提供されることは少ないが、多数の接続を受け入れるホストコンピュータなどでは本体の処理を肩代わりするためCCUを介して通信することがある。
(2020.5.12更新)