アップリンク【uplink】UL/上り
概要

移動体通信網(携帯電話網)では、基地局の方が端末より大型の装置や電源を利用できるため、ダウンリンクは出力や性能を高めやすい。衛星通信では逆に地上局の方が設備的な余裕があるため、アップリンクの方が大出力・広帯域となる傾向がある。
移動体通信の規格では、アップリンク(上り)とダウンリンク(下り)それぞれに帯域幅や最大通信速度が個別に定められている。同じ通信路を上りと下りに分割して同時に利用する手法を「多重化」(multiplexing)と呼び、同じ周波数帯を短い時間ごとに切り替えて使用する「TDD」(時分割多重)や、周波数帯を二分割して同時に通信する「FDD」(周波数分割多重)などの方式がある。
有線ネットワークでアップリンクという語が用いられることはあまりないが、下位のスイッチングハブから上位のルータや基幹スイッチへ接続するポートや回線を「アップリンクポート」「アップリンク回線」と呼ぶ例はある。ほぼ同じ意味で「アップストリーム」(upstream)という語もあり、有線では一般にこちらの方がよく使われる。
(2026.5.22更新)