マスターテーブル 【master table】 マスタテーブル
企業などが業務で用いるデータベースには、製品や取引先、従業員など業務の構成要素についての基礎的な情報である「マスターデータ」と、受発注など業務に伴って発生した出来事の詳細を記録した「トランザクションデータ」を取り扱うことが多い。
データベース中に作成されるテーブル(表)も、それぞれのデータの種類ごとに分けて記録する。取引先の識別コードや名称、連絡先や担当者、製品の識別コードや名称、型番、定価、従業員の氏名や連絡先、給与額などを記録するのがマスターテーブルで、「製品マスタ」「顧客マスタ」「給与マスタ」のように対象の種類ごとに作成される。
トランザクションテーブルに行(レコード)を追加する際には、顧客コードを顧客マスタから参照するといったように、関連するマスターテーブルの情報と関連付けて記録するのが一般的である。マスターテーブルの作成と管理は情報管理の基礎として重要であり、全社や部門内で一元的に管理する仕組みを整える必要がある。
(2023.8.14更新)