204 No Content 【HTTP 204】

概要

204 No Content(HTTP 204)とは、WebサーバからWebブラウザなどのクライアントへ送られるHTTPステータスコードの一つで、要求は成功したがページを書き換える必要がない場合に送られるもの。

WebサーバとWebブラウザなどのクライアントの間ではHTTPHypertext Transfer Protocol)という通信規約(プロトコル)でデータ伝送を行っている。クライアントからの要求(リクエスト)に対してサーバは応答(レスポンス)を返すが、その際に現在の状態を示すHTTPステータスコードを通知する。

ステータスコードの200番台は「成功」(Success)関連の用途に割り当てられており、204番は「No Content」、すなわち、描画すべきページの内容は何も送らないことを示す。クライアントは現在表示されているページをそのまま表示し続け、内容の更新や別のページへの遷移は行わない。

この応答はWebアプリケーションなどで、クライアントがサーバ側に何らかの処理要求を行ったが、応答をページとして表示する必要がない場合に用いられる。例えば、編集内容をサーバ側に送信してセーブするような機能を実装する場合に、セーブに成功したことをクライアントに通知するために用いられる。

(2024.8.23更新)

HTTPステータスコード一覧

*1 302はHTTP/1.0では「Moved Temporarily」だった。
*2 413はHTTP/1.1では「Request Entity Too Long」、RFC 7231では「Payload Too Long」だった。
*3 414はHTTP/1.1では「Request-URI Too Long」だった。
*4 416はHTTP/1.1では「Requested Range Not Satisfiable」だった。
*5 418は1998年エイプリルフールのジョークRFC 2324で「I'm a teapot」として定義されていた。