読み方 : にーまるよんノーコンテンツ

204 No Content【HTTP 204】

概要

204 No Contentとは、WebサーバWebブラウザなどのクライアントへ送る通知の一つで、要求は成功したがページを書き換える必要がない場合に送られるもの。

HTTPステータスコードとは

WebサーバWebクライアントの間では「HTTP」(Hypertext Transfer Protocol)という通信規約プロトコル)でデータ伝送を行っている。クライアントからの要求(リクエスト)に対してサーバは応答(レスポンス)を返すが、その際に現在の状態を示す「HTTPステータスコード」を通知する。

ステータスコードは3桁の番号と簡易なメッセージで表される。番号の最上位桁は分類、下2桁は識別番号である。100番台は「情報」(Informational)、200番台は「成功」(Success)、300番台は「転送」(Redirection)、400番台は「クライアントエラー」(Client Error)、500番台は「サーバエラー」(Server Error)を表している。

204 No Contentとは

204番は成功通知の一つで、メッセージは “No Content”、すなわち、描画すべきページの内容は何も送らないことを示す。クライアントは現在表示されているページをそのまま表示し続け、内容の更新や別のページへの遷移は行わない。

この応答はWebアプリケーションなどで、クライアントサーバ側に何らかの処理要求を行ったが、応答をページとして表示する必要がない場合に用いられる。例えば、編集内容をサーバ側に送信してセーブするような機能を実装する場合に、セーブに成功したことをクライアントに通知するために用いられる。

(2025.8.20更新)

HTTPステータスコード一覧

*1 302はHTTP/1.0では「Moved Temporarily」だった。
*2 413はHTTP/1.1では「Request Entity Too Long」、RFC 7231では「Payload Too Long」だった。
*3 414はHTTP/1.1では「Request-URI Too Long」だった。
*4 416はHTTP/1.1では「Requested Range Not Satisfiable」だった。
*5 418は1998年エイプリルフールのジョークRFC 2324で「I'm a teapot」として定義されていた。

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