空行 【empty line】

概要

空行(empty line)とは、複数行の文字データの中で、行頭に改行があり何の文字も含まない。文字はないが空白(スペース)などがあるを含む場合もある。

見出しと本文の間や段落の境界などを分かりやすくするため、何も文字も含まず改行のみの空行を置き、1行分の間を空けることがよくある。文書編集ソフトWebページには行間を調整する機能や仕様も存在するが、空行による隙間の調整は環境に関わらず利用できるため重宝される。

一方、目に見える文字や記号は存在しないが、スペース文字やタブ文字など空白を空けるための特殊な制御文字を含むは「空白行」(blank line)という。空行と空白行は厳密に区別されないことも多く、空行を空白行と(あるいはその逆)呼ぶ人も多い。

詩などは一行ごとに空行を挟んで隣のとの間を一行空けることも多いが、ブログSNSの記事などをこのスタイルごとに空行を空けて書く人もいる。文章などの全体が一画面に収まらないよう、わざと途中で何行にも渡って空行を挟み広大なスペースを空ける手法が用いられることもある。

(2021.11.26更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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