スヌーピング 【snooping】

概要

スヌーピング(snooping)とは、覗き見(する)、詮索(する)、嗅ぎまわる(こと)、探りを入れる(こと)、などの意味を持つ英単語。ITの分野では、通信内容を盗み見る挙動などのことをこのように呼ぶ。

ネットワーク上の通信機器コンピュータが、回線を流れるデータから自分宛てでないものをこっそり取り込んで中身を見る仕組みや機能のことをスヌーピングという。対象のプロトコル名などを冠して「DHCPスヌーピング」「IGMPスヌーピング」のように呼ぶ。

覗き見と言っても必ずしも攻撃や不正行為を意味せず、プロトコルなどの正規の仕組みとして用意されているものを指すことが多い。ネットワークを管理する機器が、同じネットワークに所属する別の機器の属性や状態などを把握するといった目的で用いられる。

語感が似ていて紛らわしい用語に「スプーフィング」(spoofing)があるが、これはネットワーク上の他の機器のアドレスなどを勝手に名乗って「なりすまし」をう不正行為などのことを指す。

(2020.2.20更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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