カスケード接続 【cascading connection】 多段接続
概要
カスケード接続(cascading connection)とは、一台の集線装置を介して多数の機器が繋がれるスター型ネットワークで、集線装置同士を接続すること。双方に繋がれている機器が通信できるようになり、ネットワークを広げることができる。ハブやスイッチなど比較的単純な集線装置で構成されるネットワークを相互に繋ぐことを意味し、例えば10ポートのハブ同士を繋ぐと、(双方を繋ぐケーブルにそれぞれ1ポート使うため)18台までの端末を同じネットワークに接続することができる。
カスケード接続に専用のポートを用いる場合、これを「カスケードポート」「アップリンクポート」「MDIポート」「デイジーチェーンポート」などという。専用のポートはなく、どのポートに繋いでも自動認識するよう設計されている製品もある。
単純なリピータハブでは接続段数に制限があるのが一般的で、イーサネット(Ethernet)の10BASE-Tでは4段まで、100BASE-TXでは2段までと決まっている。スイッチングハブ(ネットワークスイッチ)には接続段数の制限はなく、何台でも数珠つなぎにしてネットワークを拡張できる。
(2020.1.27更新)