サイジング 【sizing】

概要

サイジング(sizing)とは、大きさを調整するという意味の英単語で、ITの分野ではシステムやその構成要素について必要とされる規模や性能を見積もったり、状況に応じて適切な規模に拡張あるいは縮減することを指す。

システム設計や調達に際し、利用規模に対して性能や容量が過小だと負荷に耐えられず障害を引き起こすが、過大だとコストの無駄が大きくなる。ピーク時に必要となる性能などについて適正な見積もりをいサイジングに反映させることが重要となる。特に、サーバの運用規模を決めることを「サーバサイジング」という。

また、全体の規模ではなく、構成要素となる機器などの大きさや性能などを決めることを指してサイジングという場合もある。例えば、単一の大型コンピュータ運用していたシステムを、多数の小規模サーバを連結したものに置き換えることを「ダウンサイジング」(downsizing)という。

(2019.6.20更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
ホーム画面への追加方法
1.ブラウザの 共有ボタンのアイコン 共有ボタンをタップ
2.メニューの「ホーム画面に追加」をタップ
閉じる