ネットワークアダプタ 【network adapter】 LANアダプタ

概要

ネットワークアダプタ(network adapter)とは、コンピュータなどの機器を構内ネットワーク(LAN)に接続するための装置。本体内のUSBポート拡張スロットなどに差し込んでネットワーク機能を追加する拡張機器を表すことが多い。

広義には、有線LANEthernet)や無線LANWi-Fi)など様々なネットワークに接続するための機器・装置の総称を表し、単体の装置の他にもコンピュータ本体に内蔵されたネットワーク機能(のためのコントローラICなど)を含む場合がある。

狭義には、有線LANの標準規格であるイーサネットEthernet)に接続するためのRJ45コネクタや通信用ICなどを内蔵し、コンピュータ本体に接続して利用する装置のことを指す。USBポートに差し込む小さな棒状や箱型の装置が多く、拡張スロットなどに差し込むカード型の製品は「ネットワークカード」「LANカード」「NIC」(Network Interface Card)などと呼ぶことが多い。

近年のパソコンサーバなどの製品は、タワー型デスクトップ型には有線LAN機能が、ノート型には無線LAN機能があらかじめ内蔵されていることがほとんどであるため、ネットワークアダプタを購入して装着する機会は少ないが、既存の機器をマルチギガビットイーサネットのような高速な新規格へ対応させたい場合や、ノート型有線LANに接続したい場合などに用いられることがある。

(2024.1.9更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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