アスタリスク 【*】 asterisk / アステリスク

概要

アスタリスク(*)とは、記号文字の一種で、中心から放射状に数本の短い線分を伸ばした記号。一般の文書では約物の一つとして注釈や脚注を表すのに使われることが多い。

ASCII文字コードでは42番(16進数で2A)が割り当てられている。星型のような5本の、あるいは雪印のような6本の放射状に伸びる線分で構成される。5本で表すか6本で表すか(あるいは他の字形を用いるか)について決まりはなく、フォントシステムによって表示が異なる。

コンピュータでは文書における約物としての役割のほか、ASCIIコードに存在しない乗算記号「×」の代用として広く用いられている。また、任意の文字や文字列を表す特殊な記号(ワイルドカード)として用いられたり、C言語ポインタ(*a)やコメント(/*コメント*/)など特殊な記法の一部として用いられる。

似た記号に電話機のプッシュボタンなどにある星印(スターマーク)があるが、こちらは(6本線の場合)横線と斜め線の組み合わせで、アスタリスクを横に倒したような形になっている。本来は別の記号だが、コンピュータ上の文字コードとしては用意されていないためアスタリスクと同一視することが多い。

(2022.3.14更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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