Shiftキー 【シフトキー】 Shift key

概要

Shiftキー(シフトキー)とは、キーボード修飾キーの一つで、キー上面(キートップ)に「Shift」あるいは太い上矢印「⇧」などが刻印されたもの。通常はキーボードの下から2段目の左右端に一つずつ配置され、他のキーより横長の形状になっていることが多い。

通常は単独で押しても何も起きず、Shiftキーを押しながら他のキーを押すことでそのキーの文字や機能を切り替える「修飾キー」(modifier key)として使用する。一般的な配列の場合、左右いずれかのShiftキーを小指で抑えながら他のキーを打鍵することが多い。ソフトウェアキーボードでは(同時押しが難しいため)押す度に有効・無効が切り替わるトグルボタンとして実装されている場合もある。

文字入力では、文字種の一時的な切り替え(もともとこの操作を “shift” と呼んだ)のために用いられる。Shiftキーを押しながら英字キーを押すと大文字・小文字が入れ替わり(「a」→「A」など)、数字キーや記号キーを押すとキートップに記されたもう一つの(かな以外の)文字が入力される(「1」→「!」、「^」→「~」など)。英字の場合、CapsLockが無効の場合は小文字→大文字に変化するが、有効な場合は逆方向に変化する。

他のキーやマウスボタン、ホイール操作などと組み合わせて、特殊な動作や機能を素早く入力するために利用されることも多い。例えば、多くの文書編集ソフトやテキストエディタでは、Shiftキーを押しながらカーソルを移動することで文字の範囲選択を行なうことができる。CtrlキーAltキーWindowsキーなど、他の修飾キーと組み合わせ、ショートカットキーホットキー/キーボードショートカット)操作などのために用いることもある。

(2022.2.3更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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