丸印 【circle】 丸記号
輪郭のみの白丸「○」、内部を塗りつぶした黒丸「●」、同心円の二重丸「◎」などの種類がある。白丸は日本ではバツ印「×」と対比して正解、正しいなどを表すことがある。この用法は日本独特で、諸外国では「×」を不正解、チェックマーク「✓」を正解とすることが多いとされる。
また、「◎」「○」「△」「×」などを組み合わせて、物事の好ましさの度合いを段階的に表す記号として用いることがある。「○」「×」の2段階、「○」「△」「×」の3段階、「◎」「○」「△」「×」の4段階がよく見られる。
スポーツなどの競技では「○」が勝利、「●」が敗北を表すことがある。地図記号では「◎」が市役所や東京の区役所、「○」が町村役場や政令市の区役所を表す。単語の一部を伏せ字にしたいときに伏せた文字を「○」または「●」で置き換えることがある。
コンピュータ上の文字としては日本語文字コードに由来する「○」「●」「◎」「◯」(大きな丸)などがあり、これらは国際的な文字コード標準のUnicodeにもそのまま収録されている。Unicodeには他にも点線の丸「◌」やストライプ柄の「◍」などいくつかのバリエーションが収録されている。欧米の文字コード標準のASCIIコードやその派生規格には収録されておらず、アルファベットのオー「O」「o」で代用することがある。
(2024.3.21更新)