106キーボード 【106 keyboard】
概要
106キーボード(106 keyboard)とは、主にパソコンで用いられるキーボードのキー配列の一つで、106個のキーが配置されているもの。日本語環境向けの仕様で、OADGによって標準化された。英語環境で標準的に使われていた101キーボードの配列を基本に、45個のキーに追加でかなを刻印し、日本語環境向けの「半角/全角」「カタカナ/ひらがな」「変換」「無変換」の各キーと、濁点と「@」「`」が刻印されたキーの5つを追加したもの。
1990年代初頭に日本でPC/AT互換機が普及し始めた際、米IBM社が投入した日本向け製品のキー配列をOADGが標準化し、他社のPC/AT互換機にも広まった。後にWindowsが普及し始めると、106キーボードに2つのWindowsキー、1つのメニューキー(アプリケーションキー)を追加した「109キーボード」が登場し、現在のWindows日本語環境の事実上の標準となっている。
(2022.3.14更新)