読み方 : ひゃくろくキーボード
106キーボード【106 keyboard】
106キーボードとは?

配列の基本は101キーボードで、かな入力に対応するため45個のキーにひらがなを刻印し、「半角/全角」「カタカナ/ひらがな」「変換」「無変換」の4つの制御キー、濁点と「@」「`」が刻印されたキーの計5つを増設している。Enterキーは縦に長い逆L字型となり、スペースキーは短くなるなど、英語配列との形状の違いも見られる。
この規格は1990年代初頭から始まる日本国内でのPC/AT互換機の普及に合わせて広まった。当時日本IBMが日本市場向けに投入した製品のキー配列を、国内主要パソコンメーカーで構成されるOADGが標準として策定し、メーカーを問わず共通の操作性で日本語入力ができる環境が整った。文字キーの並びはJISのキー配列に準じている。
その後、Windows 95の普及に伴い、106キーボードに2個のWindowsキーと1個のアプリケーションキー(メニューキー)を加えた、計109個のキーを持つ「109キーボード」が登場した。現在、日本語Windows環境で使われているキーボードの多くはこの109キーボードであり、106キーボードはその基礎となった配列である。市販製品のパッケージなどでは両者を区別せず「106/109キーボード」とまとめて表記される場合も多い。
ノートパソコンや小型のキーボードでは、設置スペースの制約から一部のキーを省略したり配置を変更したりすることがあるが、基本的なキー配列や日本語入力用キーの構成は106キーボードを踏襲している。日本語環境向けのUSBキーボードや無線キーボードでも同様の系統の配列が広く採用されており、日本語入力ソフトウェアやOSもこれらの配列を前提として設計されている。