米印 【※】
漢字の「米」の字に似ているためこのように呼ばれる。文書中で注釈などを記す際、「※ ただし生麺に限る」のように先頭に付して注釈であることを示す。また、脚注や傍注を本文内の箇所と対応付けるため、本文中で「2日以内に配達 ※1」のように参照先を示し、脚注で「※1 沖縄県と離島を除く」のように記す。
形が似ていることから、欧文の約物である6本線アスタリスク「*」や、電話機のプッシュボタンにあるスターマーク「⚹」(アスタリスクを90度横倒しにした記号)のことを慣用的に米印と呼ぶことがあるが、本来は誤用(混同)である。
コンピュータの文字コードでは、古くからJIS漢字コードなどに収録されて日本語圏の文書でよく用いられてきた。Unicodeでも「REFERENCE MARK」の名称でU+203Bに収録されており、日本語圏以外でもUnicode対応フォントがある環境であれば表示・入力ができるようになっている。
(2023.5.25更新)