キーカスタマイズ 【key customize】

概要

キーカスタマイズ(key customize)とは、キーボードの個々のキーへの文字や機能の割り当てを変更すること。システムの規定の設定(デフォルト設定)を変更して異なる文字や機能に変更することを指す。

どのキーを押すとどの文字や機能が入力されるかという対応関係のことを「キーバインド」あるいは「キーアサイン」「キーマップ」という。大半のキーにはオペレーティングシステムOS)などによってあらかじめ決められた役割があり、これを利用者側で変更することをキーカスタマイズという。

日本語入力ソフトインプットメソッド/IME)の変換や文字種の変更などの操作を行うキーの割り当てを変更する機能のように個別のソフトウェアごとに設定する場合と、オペレーティングシステムOS)やファームウェアBIOS/UEFI)の設定を変更して、ソフトウェアに依らず恒久的に割り当てを変更する場合がある。

よく行われるのはShiftキーCtrlキーAltキーCommandキーCapsLockキーなどの修飾キーの機能をそっくり入れ替えてしまうことで、機種やOSによる操作感の違いを吸収することができる。特に、CapsLockキーは押しやすい位置にある割にほとんど利用機会がないため、上級者は使用頻度の高いCtrlキーなどに入れ替えて使用することが多い。

(2024.8.20更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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