スペースキー 【space key】 スペースバー / space bar
通常、コンピュータ用キーボードの最も下の段の中央部に置かれ、横幅が文字入力キー2~6個分程度の細長い形状になっている。キートップ(キーカバー上面)には何も刻印されていない。
文字入力の際にはスペース文字(ASCIIコード32番)を入力するキーとして使われることが多い。欧文では単語の区切りがスペースであり、文章を入力するときに一単語ごとに打鍵する必要があるため、打ちやすい位置に大きなサイズで配置されている。
キー入力のために文字領域に手をかざすとちょうど両手の親指の下にある。人差し指から小指で文字を打鍵し、単語が終わると親指でスペースキーを打鍵して空白を空けるという入力方式がタイプライターの時代から受け継がれている。
日本のコンピュータでは、日本語入力システム(IME)に入力中の(かな)文字列の漢字変換を指示する「変換キー」として用いられることも多い。未変換・未確定の文字列がある場合は変換キーとして、無い場合はスペース文字を入力するキーとして機能する。
日本語モードの時に全角スペースを入力するか半角スペースを入力するかは動作モードによって異なる。なお、日本国内規格のキー配列の標準では最下段に「変換」「無変換」「カタカナひらがなローマ字」など日本語入力用のキーが追加されているため、その分だけスペースキーの幅が他国向け製品より狭い。
(2024.2.9更新)