読み方 : だいかっこ

大括弧 【[]】 角括弧 / ブラケット / bracket / square bracket

概要

大括弧([])とは、角型の括弧 [ ] のこと。数式の中で中括弧 { } で括られた部分をさらに外側から括るのに用いるため大括弧と呼ばれる。数学では [a,b] のように閉区間を表すのにも用いられる。

解説 日本語の文章中などで決まった用法はないが、英語などでは省略や引用、注釈、言葉以外の反応(笑いなど)を表すことがある。なお、イギリス英語では丸括弧 ( ) を “brackets”、角括弧 [ ] を “square brackets” と呼ぶが、アメリカ英語では角括弧を “brackets”、丸括弧を “parentheses” と呼ぶ。

数式で一部を何重にも括る場合、日本では [{()}] の順だが、{}と[]の順序は逆の国 {[()]} が多く、数式での使用順に基づく「大括弧」という名称よりは、形状に基づく「角括弧」の方が望ましいとする考え方もある。

コンピュータ上の文字としては、文字コード標準のASCIIで開き括弧「[」が91番(16進数で5B)、閉じ括弧「]」が93番(同5D)に採用されており、標準的なキーボードではEnterキー隣の『 { [ 「 °』キーおよび『 } ] 」む』キーを押すと入力できる。文書やコードを記述する際に頻繁に用いられる。

プログラミングでは、 a[0] や x["key"] のように、配列変数連想配列の要素を指定する添字を括るのに用いることが多い。C言語やC系の記法・構文を受け継ぐ諸言語(C++、C#、Java、JavaScriptなど)の多くで採用されている。

(2025.8.27更新)

主な記号文字

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