セミコロン 【;】 semicolon

概要

セミコロン(;)とは、記号文字の一つで、ピリオド(.)とカンマ(,)を縦に並べた「;」のこと。英語などで文の区切り記号などとして用いられる。

解説 欧米の言語で用いられる約物の一つで、英語ではカンマピリオドを組み合わせた記号として両者の中間の意味を持ち、強く関連する連続した二つの文を区切る際にピリオドの代わりに用いることがある。日本語では決まった役割はなく、通常はほとんど用いられない。

コンピュータ上の文字としては、文字コード標準のASCIIで59番(16進数で3B)が割り当てられ、標準的な配列のキーボードでは文字領域の右側にある「+ ; れ」を押すと入力できる。国際的な文字コード標準のUnicodeには日本語文字コードに由来する全角文字の「;」(65307番/U+FF1B)も収録されている。

ITの分野では、C言語やSQLなどで文の終端を表すことから、他の多くのプログラミング言語やデータ形式でも、一行に連続して文や項目を並べる際の終端文字や区切り記号としてよく用いられる。コメントの開始文字として用いられることもある。HTMLやXMLでは「&」のように文字参照の終端を表す。

顔文字でよく用いられる文字としても知られる。英語圏の顔文字は横に90度倒れており、 ;-) がウインクを表す。 ;-o であくびを表すこともある。日本語の顔文字では (^_^;) のように顔を伝う汗を表したり、(;_;) のように涙を流す目を表すのに用いられることが多い。

(2025.8.27更新)

主な記号文字

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