104キーボード【104 keyboard】
104キーボードとは?

アルファベットや数字を入力する主要キー部分、上段に並ぶファンクションキー(F1~F12)、矢印キーやInsertキー、Deleteキーなどの編集用キー、右側のテンキーなどで構成される。最下段はスペースキーを挟んで左右にWindowsキーが置かれ、その近くにアプリケーションキー(メニューキー)が1つ設けられている。
この配列は、1980年代に米IBM社がパソコン「PC/AT」向けに考案した「101キーボード」を原型としている。1990年代半ばにWindows 95が登場した際、オペレーティングシステム(OS)操作用のキーが3つ追加され、現在の104キーボードの形となった。Windowsキーはスタートメニューの表示やショートカット操作に、アプリケーションキーは選択項目に対する右クリックメニューの呼び出しに用いられる。
104キーボードは英語環境での利用を前提とした配列であり、日本語入力に必要なキーは含まれていない。半角/全角キーや、かな文字の刻印などはなく、横に長いEnterキーやスペースキー、長い左Shiftキーなど、形状や記号の配置も日本語配列と異なる。このため日本では「104US」「104英語」「USキーボード」などの呼び方で日本語配列と区別されることが多い。
104キーボードは英語圏のPC/AT互換機における事実上の標準として広く普及し、各国・各言語向けに改変を加えた配列の基礎ともなった。日本で普及している「109キーボード」は、104キーボードに半角/全角キー、変換キー、無変換キー、ひらがな/カタカナキーなどの日本語入力用キーを追加し、一部のキーにアルファベットや記号と併せてかな文字を刻印したものである。
テンキーを省いた87キー前後のテンキーレス配列なども、104キーボードの配置を継承して設計されている。現在販売されているパソコンやキーボード製品の多くは、対応言語に応じて104キーボードか109キーボードのいずれかの配列を採用しており、購入時やソフトウェアのキーボード設定時には、どちらの配列であるかを確認しておく必要がある。