読み方 : しかくきごう

四角記号 【square symbol】 rectangle symbol

概要

四角記号とは、四角形の記号。通常は正方形「□」「■」を指すが、必要に応じて斜めの正方形「◇」「◆」(ひし形とも呼ばれる)や長方形「▭」「▯」、平行四辺形「▱」などが用いられることもある。
四角記号のイメージ画像

枠線のみの正方形「□」は文字の記入欄やチェックボックスを表したり、表示できないものの代用として記載されることがある。伏せ字として用いることもあるが、丸印「○」の方が一般的である。数学では「□ABCD」のように正方形あるいは四角形を表す記号として用いられる。

中を塗りつぶした「■」は箇条書きや段落の表題などの先頭の記号として用いられたり、音楽や映像の再生機器などで停止を意味するシンボルとして用いられることがある。数学の証明終了を「■」で表すことがあり、転じて文書の末尾やテキストファイルの終端などを表すこともある。

コンピュータ上の文字としては、ASCIIなどの文字コード規格には収録されておらず、欧米圏ではUnicode普及まで馴染みがなかった。日本語文字コードには「□」「■」「◇」「◆」「♢」「♦」「▱」などが収録され、以前から文書作成などに使われている。

国際的な文字コード標準のUnicodeでは、日本語コードに由来するこれらの記号文字がそのまま収録されている。Unicodeでは他にも、「⬛」「▪」などの大きさの異なる正方形、「▭」「▮」などの縦長や横長の長方形、「▢」などの角の丸い正方形、「🟥」などの色付きの正方形も収録している。

(2025.8.28更新)

主な記号文字

他の用語辞典による「四角記号」の解説 (外部サイト)