四角記号 【square symbol】 rectangle symbol

概要

四角記号(square symbol)とは、四角形の記号。通常は正方形「□」「■」を指すが、必要に応じて斜めの正方形「◇」「◆」(ひし形とも呼ばれる)や長方形「▭」「▯」、平行四辺形「▱」などが用いられることもある。

枠線のみの正方形「□」は文字の記入欄やチェックボックスを表したり、表示できないものの代用として記載されることがある。伏せ字として用いることもあるが、丸印「○」の方が一般的である。数学では「□ABCD」のように正方形あるいは四角形を表す記号として用いられる。

中を塗りつぶした「■」は箇条書きや段落の表題などの先頭の記号として用いられたり、音楽や映像の再生機器などで停止を意味するシンボルとして用いられることがある。数学の証明終了を「■」で表すことがあり、転じて文書の末尾やテキストファイルの終端などを表すこともある。

コンピュータ上の文字としては日本語文字コードに由来する「□」「■」「◇」「◆」「♢」「♦」「▱」などがあり、これらは国際的な文字コード標準のUnicodeにも収録されている。Unicodeでは他にも大きさの異なる正方形、縦長や横長の長方形、角の丸い正方形なども収録している。

(2024.3.21更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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