メカニカルキーボード 【mechanical keyboard】
概要
メカニカルキーボード(mechanical keyboard)とは、キーボードの種類の一つで、キー内部のスイッチが一つずつ独立に設置されているもの。ゲーミングキーボードなど熟練者向けの製品が多い。キーボードの個々のキーは、指で触れる上部のキーキャップと、その内側にあるスイッチやバネ(あるいはゴム状の弾力のある部材)で構成される。メカニカルキーボードはキーごとに機械式のスイッチと金属製のバネ(スプリング)が仕込まれている。
スイッチ部分が一体成型されている方式に比べ、個々のキーが完全に独立しているため、故障や破損が起きても当該のキーを交換するだけでよい。スイッチの特性によって様々なクリック感や動作音の製品が提供されており、好みによって選択することができる。
キーキャップによって押し下げられるスイッチ上部の樹脂製の部分は「軸」と呼ばれ、上から見ると十字形になっている。慣例的に軸の色によって特性が決まっており、製品を選択する基準として用いられる。
主な軸の種類は3つあり、「赤軸」は押下圧が小さくソフトタッチで入力でき、静音性が高い。「青軸」は押下圧が高くクリック感も大きいが「カチカチ」という打鍵音も大きい。「茶軸」は両者の中間程度の重みと打鍵音で最も標準的な製品である。他にも銀、黒、ピンクなどの軸も知られており、メーカーによって他の色の軸もある。
(2023.2.7更新)