半角/全角キー 【漢字キー】

概要

半角/全角キー(漢字キー)とは、キーボード特殊キーの一つで、キー上面(キートップ)に「半角/全角」と刻印されたキー。日本で使用されるWindowsパソコンなど向けのキーボード製品にあり、日本語入力システム(IME)のオン・オフ切り替えなどに用いられる。

106キーボード109キーボードなど日本国内規格のメイン領域の左上端、「1 !」の左隣にあるキーで、101キーボードなど外国仕様のキーボードでは「~ `」(チルダアクサングラーブ)がある位置に当たる。日本以外の国のキーボードには該当するキーはない。

「半角/全角」以外に「漢字」と刻印されていることが多い。もともと「漢字」キーがIMEオン・オフ切り替え(押すたびに切り替わるトグル動作)、「半角/全角」キーがIMEオン状態で全角文字と半角文字の入力モード切り替えを意味する独立した別のキーだったが、統合されてIMEオン・オフ切り替えが主用途になった。

日本仕様のキーボードには半角/全角キー以外にも、「変換」キー(ひらがなを漢字に変換)、「無変換」キー(漢字変換を行わずに確定)、「カタカナ ひらがな ローマ字」キー(カタカナ入力とひらがな入力をモード切り替え)、「英数」キー(英数字入力モードに切り替え/CapsLockと共用)などの日本語入力用キーが配置されている。

(2021.10.14更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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