ビュレット 【bullet】 バレット / ブレット
概要
ビュレット(bullet)とは、記号文字の一つで、箇条書きの行頭記号として用いられる黒丸「•」のこと。“bullet” は弾丸という意味で、外来語としては「ビュレット」「バレット」「ブレット」等と表記に揺れがある。文書作成に用いられる約物の一つで、箇条書きの際に各項の先頭に置く。単語を並列する際の区切りに用いられる中黒(・)に似ているが、ビュレットの方が若干大きく、用途も異なる。数学では「a•b」のように乗算を表す記号として用いられる。
HTMLの順序なしリスト(ul要素/li要素)では、何も指定がない場合のli要素の行頭文字として用いられるが、スタイルシート(CSS)のlist-style-typeプロパティで明示的に指定したい場合は「disc」という値を用いる。文中で用いる場合は文字実体参照の「•」で呼び出すことができる。
文字コードでは、日本語文字コードのJIS X 0213などに収録されており、国際的な文字コード標準のUnicodeでは通常のビュレット「•」(bullet)がU+2022、白抜きの「◦」(white bullet)がU+25E6、三角形の「‣」(triangular bullet)がU+2023、横棒型の「⁃」(hyphen bullet)がU+2043として収録されている。
(2023.11.7更新)